完成したかにみえた豆腐パックの次なる課題

2022年5月11日 オフ 投稿者: admin

困難と思えた豆腐の包装も豆腐パックの登場で完成されたかに思えましたが、さらなる課題がまた立ちはだかってきました。それが、包装界の次なるテーマとなっていた包装を簡単に開けられる「易開封性(いかいふうせい)」です。水分豊富な食材である豆腐では、包装容器内を水で満たすことが一般的ですが、この水は無害であり栄養素もないため開封時そのまま廃棄されています。ところが、この水は流通段階では適度なクッションの役割と乾燥防止にも役立っている重宝される存在となっています。この水を含む食材をいかにしっかり密封を確保しながら開封時は簡単に開けられるという、相反するような課題が課されていました。そんな時流のなか豆腐包装の易開封性達成のきっかけとなったのが、「折り切り溝」という構造の容器の登場です。