2層構造のフタにPP容器という豆腐パック
数ある食品の中でも豆腐は包装に多くの工夫が必要な食材の一つと言っていいかもしれません。ところが、そんな水分を多く含み潰れやすい豆腐でも徐々に包装の課題がクリアされ、包装形態とともに殺菌処理といった保存方法も少しずつ確立されていきました。プラスチック容器にひだをつけて強度を上げ、しっかりフタで密封することで中の水もこぼれないようにした「豆腐パック」は流通に十分耐えうる包装形態として完成されました。この豆腐パックは77℃にて20分間という殺菌処理が施され出荷されるため、1週間近く新鮮さの保持が可能となり、さらに冷蔵保存であれば2週間という消費期限まで達成させています。豆腐パックは、フタ材にはナイロン(厚さ15㎛)とPE/PP(40㎛)の2層構造とし、容器はPP(270㎛)というのが一般的です。