チョコレートでお馴染みの銀紙包装
今でこそ多種多様な包装が行われているチョコレートも以前は銀紙と呼ばれていたアルミニウム箔の包装が定番でした。薄さはなんと約10㎛という極薄のアルミ箔は、チョコレートのあの甘い香りや風味を包み込んでくれているばかりか、カビなどの繁殖を防ぎ紫外線や熱といった外気からも遮断してくれる優れものです。しかも、この銀紙はいとも簡単に破ることができる「易開封性(いかいふうせい)」にも優れ、さらに原材料となるアルミ箔は今はやりのアルミ蒸着フィルムよりコスト的にも有利とされています。このアルミ箔を使った包装が最初から確立できていたわけではなく、その後の製造方法などの改良にも助けられ20世紀中頃にはなって今の形になったと言われています。